Q1入社の決め手はなんですか？

介護職に就く前は、主人が営む印刷会社でタイプライターをしていました。印刷業が厳しい時代になって転職を考え始めた頃、やさしい手甲府に勤務していた友人から介護職を強く勧められたんです。

私自身はまったく考えていなかったので、誘われなければやらなかったと思います。本当に良い仕事に巡り合えたので、友人には感謝しています。

Q2現在携わっている仕事について教えてください。

やさしい手富士見営業所で、訪問介護ヘルパーをしています。ご利用者さまのお宅に出向き、基本的な生活のサポートをしています。お掃除や調理、洗濯や買い物などの家事から、身体が不自由な方の介助やオムツ交換などもしています。

家事や介助のスキルも重要ですが、一番大切なのはご利用者さまとのコミュニケーションだと私は考えています。お話をすることで喜んでいただけますし、 何に興味があってどんな趣味をお持ちなのかすぐにお聞きして、意思の疎通を図ります。信頼関係を保てれば、家事も身体介助もしやすくなります。

どのご利用者さまも週に1度のペースで訪問するローテーションが多く、10年ほどうかがっている方もいらっしゃいます。お休みの金曜日以外は毎日おおよそ5～6軒を訪問し、多い時には7～8軒の日もありますね。

他のヘルパーさんが行けない朝早い時間帯、夕方遅い時間帯も、誰かが行かなければいけないと思い、承るようにしています。

Q3やりがいを感じるのはどんな時ですか？

ご利用者さまから作った料理が美味しいと言っていただいたり、感謝の言葉をいただくと嬉しく感じますね。

毎日朝早く起きて仕事をしにいくことが私のライフスタイルで、やりがいでもあります。年末年始も休まず、ずっと仕事をしていました。待っている方がいらっしゃるという責任感もありますし、家にいるよりも仕事をしていた方が楽しく感じます。

Q4やさしい手甲府の魅力とは？

歌うことが好きで、若い頃はコーラスをやっていました。その関係で「歌声喫茶」を開いている知り合いを呼んで定期的にイベントを催し、ご利用者さまはもちろん、近所の高齢者の方にも楽しんでいただきました。「歌声列車」という、列車を借り切って歌うイベントも開催してもらったことがあります。私たちのアイデアも取り入れてくれる、風通しのよい職場です。

定年がないことも魅力に感じています。やさしい手甲南には82歳のヘルパーさんも勤務しているので、お手本にして私も頑張らなくては…と刺激をもらっています。

Q5将来挑戦したいことや目標を教えてください。

80歳まで元気で楽しく働いていることが理想です。数年前まではさまざまな経験を積もうと複数の事業所の仕事を請け負い、働きすぎて病気になってしまったこともありました。

それからは健康を第一に考えています。毎日朝早く、夜遅い仕事で体力も必要ですし、休んでしまうと他の方にご迷惑をかけるので、サプリを飲むなど体調管理に気をつけています。

Q6休日の過ごし方を教えてください。

歌声喫茶で歌ったり友人とランチしたり、好きな場所に行ったり、読書をしたりして過ごしています。

主人を見送った後なので、以前に比べると自分の時間を持てるようになりました。子どもと一緒に暮らしていますが、やりたいことをやるように言われます。

普段は野口五郎さんの歌が好きで、よく聞いています。コンサートにも行きたいと思っています。